日本の神様に関する精神世界(⌒ー⌒)

プチウケ古事記・・・根の国/因幡の素兎 

プチウケ古事記・・・根の国/因幡の素兎

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プチウケ古事記・・・()(くに)因幡(いなば)素兎(しろうさぎ)



大国主神(おほくにぬしのかみ)という名の意味は、偉大な国の主の神と言われていますが、偉大な国の主だけあって、このオホクニヌシノカミには、合わせて七つもの名前があります。(^^)



大巳貴命(おほなむぢのみこと)  大穴牟遅命

宇都志国玉命(うつしくにたまのみこと)

八千矛神(やちほこのかみ)

葦原色許男命(あしはらしこをのみこと)  葦原醜男命

大国主命(おおくにぬしのみこと)

大国魂命(おおくにたまのみこと)

大物主命(おおものぬしのみこと)



・・・で、オホクニヌシノカミには八十人もの兄弟がいて、その兄弟達のことを八十神(やそがみ)と言います。



そのオホクニヌシノカミがまだ、オホナムヂと呼ばれていた頃・・・


幕開け〜((((((〜  ̄ー ̄)〜 コソコソ


因幡気多(いなばけた)の岬に住む八上比売(やがみひめ)は絶世の美女だそうな・・・



と語るのは八十神の神々でした。

『オレ、結婚するぞ〜』

『バカ言え! ワシじゃ!』

『ボクだよ!』

『ソレガシでござる!』

『ワタクシです!』

『いや、拙者でござる!』

『いやいや、我輩である!』


と旅をしていらっしゃいました。(笑)



・・・波打ち際の砂浜を歩いていた八十神は、何かを見つけました。

『なんだ?あれは?』

『小動物らしきものだ!』
『ピンクパンサーだ!』

『それは亜米利加(アメリカ)のTVキャラクターだろ・・・
(;¬_¬)

『これは珍しい!桜色のウサギではないか・・・ヽ(*^。^*)ノ 』


『どれどれ?』

『・・・な〜んだ、皮を剥がされて赤裸になっているウサギじゃないか・・・。


『死んでるのか?』

『・・・いや、生きてるぞ!』


意地悪を思いついた八十神らはウサギに向かって言いました。

『おい、ウサギ、痛いのか? それならいい治療法を教えてやろう(`m´〃)うししし』
『その海の水で身体を洗い、風の強いあの岩の上で寝ていれば直ぐに直るゾ。』

『どうも、ご親切に・・・(T_T)』

ウサギはヨロヨロと起き上がって、八十神達の言う通りにしました。 


ウサギは海水に浸かったとたん、悲鳴をあげて飛び上がり、慌てて風の強い崖の上に登りました。

       (((p(>v<)q)))!! ぎゃぁぁ〜   

    ウギャーー ((((/*0*;)/  (+_+ /)/

『しみる・・・(T_T)ヒリヒリ・・・痛い・・・(T_T)ヒリヒリ・・・でも我慢しなくちゃ・・・』


『わーはっはっはっ! バカめ! (`m´〃) 』

『それは治療ではなく、致死療(ちしりょう)って言うんだ! (`m´〃) 』


八十神達は(ひど)い悪戯をして立ち去りました。


ウサギは泣き叫んで転げ回りました。

   \(>o<)/ギャーッ!  ゚゚(>ヘ<)゚ ゚。   

      ウギャーー ((((/*0*;)/回転レシーブ!


そこへ重そうな荷物を担いだオホクニヌシノカミが通りかかりました。

『一体、どうしたというんだ!』

『ひぃ〜!もうお許しを!』

『可哀想に・・・私は何もしないから安心しなさい。。。』

『でも、さっき同じ格好をした人達がこんな仕打ちを・・・(T_T)』

『すまない、それはきっと私の兄達だ・・・』

『しかしなんでまた、赤裸などにされたのだ?』


ウサギはオホクニヌシノカミを見上げると、あまりの優しそうな顔に、目を潤ませながら語りだしました。


『私はあの隠岐(おき)(しま)に住んでいた素兎(しろうさぎ)なんですが、どうしてもこっちの気多の岬へ渡りたくて、そのためのある方法を思いついたのです。』



『それは鮫(さめ)を利用することでした。』


ウサギは火曜サスペンスの終盤に出て来る犯人の丁寧な説明のように語りだしました。(笑)


『ねえねえ、サメくん!戸籍調査してるんだけど、君たちの一族の数は?(°°)』

『さー?めー? わかんねぇ〜なぁ〜』

『じゃあ、向こう岸まで一列にズラッと並んで頂戴な! ( ̄∀ ̄)』

『こ、こ〜か?』


サメ達は一列にズラッと並び、その列隊は向こう岸にまで及びました。

『そうそう、(^^) 数えるために君たちの上を跳んでいくから、ジッとしててよ!』

               (`m´〃)うししし

向こう岸にまであと一歩と来た時、799を数え、最後の800を数える時に、

『や〜い!ホントは嘘八百(ウソ800)でしたぁ〜! (`m´〃)ぎゃははは』


とサメを間抜け扱いにした時、サメが怒って毛どころか、皮まで剥がれて赤裸にされてしまいました。

勇気あるね、ウサギさん・・・(;¬_¬)

『・・・ということで自業自得なんでしょうが、こんなツライ目にあって反省してます。 (T_T) サメを騙すなんていけないことでした。ちゃんと正直に頼めば海を渡らせてくれたかもしれないのに。』

                    (ノ_<。)うっうっうっ

『もうこれから騙すことはやめることだ。おいで、わたしが直してあげよう。』

『ホントですか?』

『ホントだとも(^^)』

『・・・ではこの河口の真水で身体を洗いなさい。』

『その間覗かないでね』

見ねーよ  (;¬_¬)

ウサギが川で身体を洗っている間にオホクニヌシノカミは、岸に生えている(がま)の穂を集めて穂を敷き詰めました。


岸からウサギが上がると、オホクニヌシノカミはウサギを敷き詰めた蒲の穂の上に寝かせました。


するとどうでしょう・・・!

ウサギの毛がたちまち生え揃い、ウサギは大喜びです。 (〃⌒ー⌒〃)


       すごいですねぇ〜一行で生え揃ってしまいました。
(;¬_¬)

ウサギは跳び回って喜び、オホクニヌシノカミに向かってこう叫んで立ち去りました。

『どうもありがとうございました。(_) ヤガミヒメと結婚するのはあなたです!』


             ピョンピョン 〜(m~-~)σ""つんつん

『・・・という訳で、私はあなた方の荷物を運んで最後にここへいらっしゃる方の妻になります。』


       いきなり展開がとんだヤガミヒメは八十神達にそう伝えました。(^^;

『えっ!なに? という訳ってどういうことだ? ヤガミヒメ。』

『こういう訳です。』

       ジャン、ジャ、ジャ〜ン! ウサギの登場です。

『げっ!さっきのウサギ?』

『これは私の(つか)いウサギなのです。』


ウサギはヤガミヒメに抱かれながら、八十神達にアカンベーをしています。

       ホントにぃ?(^^;   たぶん・・・
(;¬_¬)

『くっそーっ! オホナムジめが・・・』

兄弟達は口々に嫉妬と怒りを(あら)わにしました。


兄弟である八十神達はヤガミヒメのもとを離れると、こんな納得の出来ない話はあるか!だとか、オホナムジとヤガミヒメを会わせなければいいんじゃないか?だとか、いっそのこと消してしまおう等、物騒なことを話し出しました。

キャンディキャンディに出てたニールとイライザみたい(笑)

知らない人ゴメン!

兄弟達は企みながら、来た道を戻って行きました。


そうすると、もちろんオホナムジノカミであるオホクニヌシノカミに会うわけで・・・(^^;

『遅い! 俺たちはもう帰るところだ!出雲へ帰るぞ!お前も早く来い!』

『えっ?』

『いいから早く来い!』


兄弟はヤガミヒメに会わせまいと企みました。

   おぬしも悪よのぉ〜!
(;¬_¬) いえいえ、御代官様こそ・・・((;°°)

オホクニヌシノカミは黙って兄達について行きました・・・。


『おい! オホナムジ! 赤い(いのしし)を知ってるか? 
       これから越える伯耆(ほうき)の国の手間山(てまやま)にいるんだが、
               出てきたら捕まえろ! 家の土産にするから・・・いいな? 』


『赤い猪・・・?』


オホクニヌシノカミは兄弟に言われ、どんな猪か?デカイのか?だとか考えている間に、兄弟はそそくさと先に行ってしまいました。


オホクニヌシノカミは大きな荷物を抱え、手間山に登っている最中、上から地響きと共に凄い勢いでやって来る赤い物を見つけ、赤い猪と思って捕まえようと構えました。


・・・オホクニヌシノカミが猪だと思って体当たりしたのは、兄弟達が放った真っ赤に焼け(ただ)れた、巨大な岩だったのです。


それを猪と思って抱きかかえてしまったオホクニヌシノカミは、凄い火傷と共に岩に押し潰されて亡くなってしまいました。


なんてことを・・・(;¬_¬)

至急、新藤先生(江口洋介)を呼ぶんだ!(笑)

オレが来たからには神話は終わらない!
(;¬_¬)


オホナムジの母は、刺国若比売(さしくにわかひめ)で、父はスサノヲノミコトとクシナダヒメとの間に生まれた、八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)の血をひく、天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)です。


このアメノフユキヌノカミが沢山の女性と、良いではないか!良いではないか!と交わって作ったのが、八十人もの兄弟、八十神です。


オホナムジノカミが亡くなったのを知らされた母サシクニワカヒメは、印を組み、祈った・・・(T_T)

『どうか息子の命を・・・命をお戻しください・・・』


母はひたすら祈りました。

『へん! いくら祈ったところで、オホナムジはもう戻りっこないさ! (`m´〃) 行こうぜ!』


兄弟達は相変わらずの暴言を吐きながら立ち去りました。


するとそこへ二人の巫女がやってきました。


赤貝(あかがい)の精、蚶貝比売(きさがひひめ)(はまぐり)の精、蛤貝比売(うむぎひめ)でした。

『私たちはあなたの祈り訴えを聴いてやって参りました。』

『貝殻を削った粉に、私の乳を混ぜて練った薬です。』

『この薬を塗れば大火傷はたちまち治り、オホナムジノカミはたちまち治り、生き返るでしょう・・・。』

          戻りなさい(/^^)/ビュゥゥゥゥξξ (+_+ /)/ヒェ〜〜

なんと、たちどころに生き返ったオホナムジノカミを見て母は大喜び!


まわりの者は驚きました。


その奇跡はすぐに兄弟達にも耳に入り、駆け付けました。


兄弟達をみたオホクニヌシノカミは何事も無かったように言いました。

『どうかしましたか?』


兄弟達は驚きながら慌てて何処かへ行ってしまいました。

『兄達はお前を殺めたのですよ。。。それが生き返ったため驚いて逃げたのです。』

『でも、またあなたを亡き者にしようと企てるに違いありません。』

『すぐにお逃げなさい!』

木国(きのくに)大屋毘古神(おほやびこのかみ)を頼るのです!』

『さっ! 早く!』

『はい。』


この後も兄弟達に付け狙われ、大木に挟まれ亡くなりましたが、また再生しました。


それでも懲りない兄弟達の追っ手を逃れたオホクニヌシノカミは、オホヤビコノカミに匿われました。


・・・が、しかしその兄弟達のしつこさにオホヤビコノカミも危機を感じたのか、

『私が(かくま)っていてもこのままでは危険だ・・・。()堅州国(かたすくに)へ行きなさい。』

『あの地を治めているのはスサノヲノオオカミだ。事情を話せば必ずや力になってくれるはず・・・。』

『わかりました。ありがとうございます。 (_)オホヤビコノカミ・・・。』


ということで、オホヤビコノカミはオホクニヌシノカミを根の堅州国へ逃がしてくれました。


そしてオホクニヌシノカミは根の堅州国へ足を踏み入れました。。。


なんにしてもヨカッタ、ヨカッタ。あ〜ノド乾いたぁ(* ^^)ノΨ イッパイドウゾ


~~旦_(。-_-。)これは見事な茶ですな


さあ、これから大巳貴命大穴牟遅命(おほなむぢのみこと)こと、大国主神はどうなるのでしょう?


ではみなさんも一緒に根の堅州国へ足を踏み入れましょう
(;¬_¬)
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